虫取りが好奇心を育む

虫取りと言うと、昔の子供は外に行き、森や川辺でよく行っていたものです。
ただ最近は外で遊ぶ場所を確保するのも大変な地域もあり、親子で虫取りに行くような人は少ないかもしれません。
しかし、虫取りは子供の好奇心を育むのに良く、脳みそや心に良い影響を与えます。
好奇心旺盛な子供は、自らいろいろなことに興味を持ち、学んでいき、伸びていきます。

特に虫取りは、子供がいろいろな無視を探して興味を持っていくという以外にも、命の大切さを理解します。
取ってきた虫を飼育し、やがて死を迎えると、死という概念も何となく理解するでしょう。
また、飼育してエサを与えていけば、虫に対しどのように接すればいいのかもわかります。
生き物が生きるということを感じ、生きることが難しく大変だとも実感するのです。

子供は祖父母などが死亡しても、親が泣いている理由を理解できません。
それは、子供が死の意味を理解せず、祖父母が死んだことも理解していないからです。
もしも、虫取りを行い、虫を飼うようになれば、子供にとっての最初の死に直面する場面になるかもしれません。

昆虫採集して飼育してみよう

休みの日や時間のある日に、是非とも親子で、近くの原っぱや公園に出かけて、虫取りに行ってみましょう。
昆虫図鑑を持って行き、見つけた虫や取った虫は、どんな名前なのか、どういう生き物なのか調べると、子供の好奇心をより刺激します。

・家の周り

近くに原っぱや公園がないという家であれば、家の周囲でも虫はいます。
蜘蛛やイモリ、アリなどを見つけることができ、花壇や石の下などにいます。
このような虫は親にしてみると、気持ち悪いと感じるかもしれませんが、子供にとっては動くものであり、とても好奇心を刺激します。
飼うのが難しいならば、便などの入れ物を用意し、1日だけ観察しても良いでしょう。

・原っぱや公園

本格的に虫取りに行くならば、もし取った虫を飼う予定であれば、虫かごをもっていきましょう。
家にある良いですが、小さい隙間でも虫は逃げるので、虫かごの方が良いです。
公園などに行けば、チョウチョ、バッタ、木には蝉やクワガタなどがいます。
セミは寿命が極端に短いので、捕まえても、少し観察したら逃がしてあげましょう。

捕まえた虫を飼育するならば、子供に最後まで飼育させましょう。
毎日エサをあげるなどさせていくと、責任感も生まれます。
昆虫図鑑を持っていけば、どのようなエサを食べるのかわかり、冬には温度管理をする必要があれば、ここは親が手伝ってあげます。
川のあるような河原や公園に行くと、小魚やザリガニも捕れますが、これらは飼育道具をある程度用意しないとならず、水替えもあるので、飼育するのは大変です。