頭ごなしは絶対にNG!

子供には正しいしつけを行なわなければいけませんが、上手な叱り方のできない人があまりにも多いと言われています。
頭ごなしに怒る人もいれば、子供に全く伝わらないような叱り方をする人もいます。
子供のことを思うなら、アイメッセージで上手な叱り方を実践してみてはいかがでしょうか。

アイメッセージとは

アイメッセージはI=私という意味を示しており、主語をYOU=あなたから変えてみるだけで言葉のニュアンスが全く異なる雰囲気で伝わるのです。
例えば子供に「あなたは何回言ったらわかってくれるの?早く片付けて!」という叱り方と、「何回言ってもわかってくれないと私は悲しいけど、片付けてキレイにしてくれると嬉しいな。」という言い方に変えてみると、子供にも感情が伝わりやすいものです。

アイメッセージは臨床心理学博士であるトマス・ゴードンが提唱したコミュニケーションを図る方法のことで、私を主語にすると自分がどのような感じ方をしているのか思いを効率良く伝えることができる方法としています。
逆にあなたが主語になるユーメッセージは相手を非難したり指示するような言葉の伝え方になるので、相手の気持ちを無視するようにこちらが一方的に叱りつけているような言い方になるのです。

参考:http://www.mag2.com/p/news/6037/4

一旦冷静になって言葉を考えましょう

子供を叱る時にはつい頭に血がのぼるようにカッとなって勢いで叱ってしまうという方も多いです。
イライラする気持ちが大きくなるほど頭ごなしに叱りつけてしまいそうになるので、少し冷静になって自分の気持ちに対して意識を集中させてください。
アイメッセージは私つまり自分の気持ちを上手に伝えることが重要なポイントになるので、怒っているとか悲しいとか残念だなどの気持ちで最も何が勝っているのか考えてみましょう。
自分に対してどんな気持ちだろうかと自問自答することで冷静になってイライラした気持ちも治まってくるはずです。

子供の成長にも大きく関わる

子供の健やかな成長とは体の面だけでなく、心の面についても重要視しなければいけません。
そのためには正しいしつけが必要になりますし、間違った叱り方を続けていてはいけないのです。
正しい叱り方を実践するためにはアイメッセージが最も効率が良い方法とされている理由は、自分の気持ちをきちんと伝えることで人間にはそれぞれ感情が存在していることを子供が学んでくれるからなのです。
感情をうまく伝えることができずに一人で思い悩む大人に成長することがないように、子供の段階から心の健やかな成長を促すことが大切です。

人間にはあらゆる感情が存在しており、その時に応じて折り合いを付ける姿を見せることがとても大切であることを親自身が理解しなければいけません。