ヘリコプターペアレントとは?

上空を旋回するヘリコプターのごとく、子供を側に置いて管理する親のことを言い、つまりは過保護な親とも言えます。
モンスターペアレントと比べると認知度は低いですが、これらの予備軍を含めると、相当な数になるのではないかと考えられます。
特徴として、きめ細やかに子供に接する、真面目な親であるということですが、これは一見すると良い親に見えます。
しかし、子供のためによかれと思って行うことが、かえってやり過ぎになるのです。

ヘリコプターペアレントになりやすい親

親として過保護になる事はありますが、多少であれば、これまでは問題ないと考えられてきました。
これは子供への愛情の印であり、ヘリコプターペアレントも、全部が悪いとは言えないです。
しかし、最近の研究によると、過保護の状態により、親がどうなるかわかってきました。

・過保護でありながらも、温かみがないと、子供は問題行動を起こしやすい
・温かみがあれば、問題行動は子供の自己嫌悪は減るけど、ゼロにはならない

このために、どんな状態でも過保護になると、子供に良い影響は与えません。
親によっては、車などと同じように、子供を自分の所有物だと思っている人も多く、物として管理しようという親も多いです。
このような管理するために、過保護になると、余計に子供には悪絵依拠運ばかり与えます。

親としては、子供の自立を促すべきであり、子供も自立しようとするので、過保護になると反発します。
場合によっては、家を飛び出すなど、修復できない亀裂を生むこともあります。

子供の自立を促す

親として、自分がヘリコプターペアレントの予備軍だと感じたら、以下のことを振り返りましょう。

・子供がすべきことを親がしていないか
・子供が解決すべきことを親が手出ししていないか
・子供が困っていると親がすぐ助けていないか

ただ子供はすべて1人で全部出来るとは限らないので、親がどこまで助けるかは、境目を考えないとなりません。
これはどこだと明確な答えはなく、家庭ごとに違うので、親が探して考えるべきです。
どこまで親が助けるかは程度の問題であり、どの子供でも出来るようなことは、一人でやらせるべきでしょう。

また親は、子離れをしないとならず、子供一人でさせると不安になるという気持ちをなくさないとなりません。
子供に嫌な思いをさせたくない、辛い思いをさせたくないなど思うことは、子供を十分に信頼していない証拠です。
まずは子供を信頼し、子供だけで行い解決する力があると信じましょう。
そのようにして、いくつもの問題を子供は解決し、次第に大人になっていくものです。
親がいつまでも手出しすると、成人しても、親が以内と何も出来ない人間になってしまいます。