基本的な日本人の食事マナーを教えましょう

それぞれの国によって食事マナーが存在していますが、日本では基本的に箸を使って食べるのが正しいマナーになります。
最近では大人になっても正しい箸の使い方ができていない人も多く、子供の頃から正しい箸の使い方を実践することが重要だとされています。
お箸の持ち方を子供に教える時のコツを知っておくことで、自信を持って指導できます。

興味を持った時が良いタイミング

お箸の持ち方を子供に教える時のコツとしては、子供が箸に対して興味を持った時に教え始めるのがポイントになります。
子供が全く興味を示していな段階で指導しようとしてもなかなか上手く使えなくて口に運べないので子供自身がイライラして箸を使うのが嫌いになってしまう場合があります。

目安としては色々な事に興味を示し始める2歳頃が丁度良いとされていますが、2歳で何も興味を示していないという場合は焦らなくても大丈夫です。
無理に教えるのではなく、あくまでも子ども自身のやる気が出るのを待ってください。
以前ベビーシッターをしていた頃には色々な子供のお世話を経験しましたが、2歳くらいで箸を上手に使える子もいれば、6歳くらいでもあまり上手に使えない子もいたので個人差があるのだなと実感しました。

ゲームのように楽しむのがコツ

お箸を教えようと思っても、なかなか簡単に使えなくて食事を口に運べず苛立ってしまう子も多いです。
そこで食事の時だけ練習をするのではなく、ゲームのように実践してみましょう。

最初から細い箸を使いこなすのは難しいので、トングで小さめのボールなどを掴む練習をして握力を鍛えてみましょう。
適度に握力が付いてくると箸で食べ物を掴むのも比較的簡単にできるはずです。
あとはコツを掴むまでは時間がかかるかもしれませんが、遊びの一環として実践することで楽しみながら練習ができます。

練習用箸に慣れ過ぎない

まだ上手に箸が使えない子供のために練習用の箸を持たせている親御さんも多いですが、あまり練習用箸に慣れ過ぎるのは禁物です。
普通の箸を持たせても上手に使えないからといつまでも練習用箸ばかり使わせていると、大きくなっても練習用箸が手放せなくなってしまいます。
箸を使う感覚を掴んでもらうために持たせる程度なら良いですが、毎食使い続けるのはあまり良くないと覚えておきましょう。

最初は子供用の短い普通の箸を持たせるようにして、上手に使えなくても根気よく教え続けることで上手に使えるようになってきます。
自分専用の箸であることを自覚することで更にやる気が湧いてきますので、「あなただけの箸だよ」と教えてあげると、頑張って使えるようになろうと努力してくれるはずです。

食事の際に箸が上手に使えなくても焦りは禁物で、親御さんが焦ってしまうほど子供にプレッシャーが伝わるので注意してください。
遊びの中で箸を使う練習をして、少しずつ箸で物を掴む感覚を覚えさせるのが上手な教え方です。