白い麻薬のような存在!?

最近は些細な事でも簡単にキレてしまう子供が多いと言われています。
子供は感情を上手に調整できない場合もありますが、明らかに異常なキレ方をしている子供は何か問題があるのではないかと心配になる親御さんも多いです。
子供がキレやすい原因は色々ありますが、実は普段の食生活が原因になっている可能性があることをご存知でしょうか。
各ご家庭に存在している身近な調味料・お砂糖が白い麻薬のような存在で子供に悪影響を与えているかもしれないのです。

子供が暴力的になる理由

反抗期がまだ訪れていないような子供達が、周囲の人に暴力をふるうようになっているケースが増えています。
2歳から3歳くらいにかけてはとにかく嫌がる第一反抗期が訪れますが、その後は中学生から高校生にかけて発生するのが一般的とされていました。
近年はその間の小学生頃に暴力的な反抗期が生じるケースが増えているのです。

しかし、昔は小学生の頃に反抗期が訪れて暴力的になるというケースが少なかったので、近年の生活環境が原因なのではないかと囁かれていました。
そこで真っ先に疑われたのがお砂糖の存在なのです。

脳のエネルギー源がカギに

子供がキレやすい原因がなぜお砂糖なのかという理由については、砂糖は血糖値を急激に高める効果があるという点に秘密があります。
急激に上がった血糖値を正常化するためにはインスリンというホルモンがたくさん分泌されることで血糖値が通常に戻ってきますが、急激に血糖値が下がってしまうことが大きな原因になっています。
血糖値が急激に下がるとブドウ糖をエネルギー源にしている脳がエネルギー不足になって集中力が発揮できないなどの症状が見られます。

血糖値が低いままでは脳にも影響が出てくるため、脳がアドレナリンを出して正常化するように働きかけます。
アドレナリンはテンションを上げたり攻撃力を高めるホルモンとされていることから、子供がキレやすくなる原因になるのです。
なお、砂糖を摂取しすぎた子供はキレやすくなるだけでなく、疲れやすいとか無気力になる、いつも眠い、頭痛などの症状に悩まされる場合もあります。

砂糖と上手に付き合うことが重要

砂糖は中毒性が高い麻薬と同様で、依存性が高いので食べた時の美味しさが忘れられずになかなか止められないと言われています。
しかしアメリカでは砂糖の摂取量を制限すると反社会的な行動が減ったという結果が出ていることから、砂糖の摂取量をできるだけ減らすことが重要な要素になります。
砂糖を完全に断つことは難しいはずですが、できるだけ摂取量をコントロールしながら今まで口にしていた量を減らす努力をすることが大切だと考えてください。