生活習慣病予防にも重要

子供がご飯をよく食べてくれると、親としては頼もしく感じられるものですが、あまりにも食べ過ぎで肥満体型になると健康が心配になってきます。
近年は肥満体型の子供が急増していると言われており、将来大人になった時に生活習慣病になるリスクが高くなると危険視されています。
子供の頃から肥満体型のままだと、内臓脂肪がどんどん蓄積されていくので高血圧や糖尿病になる可能性が高くなるため、大人になる前の段階で生活習慣病と診断される場合もあるので、「まだ子供だから大丈夫」と楽観視してはいけません。
子供の肥満を防ぐにはどうするべきなのか確認してみましょう。

まずは肥満度をチェック

現在の子供の状態は肥満なのか、肥満予備軍なのかを確認するために役立つ数値が肥満度です。
肥満度は標準体重に対して実際の体重がどのくらい上回っているのか確認することで肥満具合を確認できます。
標準体重はそれぞれの年齢や性別、身長に応じて設定されています。

例えば6歳の男の子は標準身長が116.5センチで標準体重が21.3キロです。
体重が25キロだった場合、標準体重との差が3.7キロなのでこれを21.3で割ると約0.17なので17%という結果になります。
幼児の場合は肥満度15%以上になると太り気味という結果になりますので、この段階で注意して過ごすようにして肥満体型にならないように気をつけなければいけません。

子供の肥満体型を防ぐには

子供も大人と同様で、摂取したカロリーが消費するカロリーより多くなると太ってしまう結果になります。
甘いものや脂っこいものを食べ過ぎる食生活を続けていると肥満体型になるのは必然的と言っても良いでしょう。
また、運動不足気味の子が多いことも問題視されています。

子供の肥満体型を防ぐために実践すべき事は食生活の見直しです。
小さい頃から慣れ親しんでいた食生活を急に変えてしまうと子供も戸惑ってしまうので、少しずつ健康的な食生活に戻すようにしてください。
今まで甘いものや脂っこいものばかり与えていたという場合は、和食を中心としたメニューに切り替えてください。

おやつも市販のお菓子ばかり与えるのではなく、親御さんの手作りにすると良いです。
実際に作ってみると市販のお菓子にはたくさんの砂糖や油脂が使われていることがわかるので、このようなものばかり食べさせていると体を壊してしまうのも納得できるでしょう。

食生活の改善は子供だけでなく、家族全員が協力しなければいけない事なので、子供の健康を守るためにもきちんと協力するように心がけてください。

もう一つ大事なことは、体を動かす習慣を身につけることです。
普段からあまり体を動かしていないという子供は運動そのものが苦手になってしまうので、遊びの一環として体を動かすように促してあげましょう。