食べた物は胎児の栄養になる

妊娠中の方は、お腹の中に胎児がおり、毎日妊婦の方の食べた物を栄養として、胎児は吸収し大きく育っていきます。
食べ物に含まれる栄養はもちろん、添加物や化学物質などは、そのまま胎児に吸収されるので、食べ物に気をつけた方が良いでしょう。

例えば、飲み物としては、カフェインを含む珈琲や紅茶があり、カフェインは鉄分などの吸収を阻害します。
ただこのような飲み物は、1日100mg以内であれば問題ないです。
またアルコールも良くなく、胎児に先天性疾患を誘発する危険があります。
アルコールは少しでも良くなく、毎日少しだけ飲むのも良くないです。

卵などを食べると、子供がアレルギーになるのではないかと心配する方がいますが、アレルギーは後天的になるので、食べても問題ないです。
卵・牛乳・大豆などは、妊婦の方に重要な栄養なので、必要な分は食べましょう。

チーズは、リステリア菌という菌が存在し、妊婦の方は感染しやすいので、非加熱の製品は避けるべきです。
感染すると早産や死産、新生児は髄膜炎などの危険があるので、チーズは避けた方が良いです。
主にナチュラルチーズであり、また生ハムなどの生ものも避けると良いでしょう。
この菌は低温にも塩分にも強く、殺菌しにくいです。
感染するとインフルエンザと似たような症状を発症し、早めに抗生物質を摂取すると、胎児への感染を防げます。

食べない方が良い食品

・魚介類

魚介類の栄養で妊婦に影響を与える心配はないですが、ノロウイルスが心配されます。
生牡蠣などで感染し、感染力が強く、発祥すると腹痛や下痢、嘔吐、38度ぐらいの発熱をします。
妊婦の方は免疫力が弱っていることも多く、胎児に架線する危険もあるので、生ものは避けた方がよいです。
魚介類は、熱を通して中まで加熱して火が通ったものを食べましょう。

・生肉

生肉や中まで火の通っていない肉を食べると、O-157やトキソプラズマに感染する危険があります。
毎年完成する人がニュースになるほど、有名な菌でしょう。
感染すると、下痢や腹痛、発熱、嘔吐、血便、だるさなどの症状を見せ、悪化するとけいれんや脳症を起こします。
特に気温の高い夏から秋にかけて感染する方が多いです。
妊婦の方が感染すると、最大で70%の確率で胎児にも感染すると言われており、感染後は、先天性トキソプラズマ症を発症する危険があります。

これらの菌はしっかりと中まで加熱すると殺菌できるので、肉はよく加熱してから食べましょう。
たたきやハム、ソーセージ、さしみとしては食べない方が良いです。
糞から感染する菌であり、豚や鹿などの他に、ペットの糞からの感染もあるので、ペットを飼っている方は、トイレの掃除は綺麗に行うようにします。