体調をみながら実践を

出産に備えて十分な体力を蓄えておかなければいけないと言われていますが、お腹が大きくなるにつれて体を動かしにくくなり、運動不足になる方がたくさんいるようです。
妊娠初期の頃はつわりの症状に悩まされる方が多く、まだ胎盤が完成していないこともあって無理に体を動かすべきではないとされています。
つわりが治まってくる頃には激しい運動でなければ体を動かしても良い時期になるので、体調をみながらできるだけ体を動かすようにしたいものですね。

妊娠中におすすめしたい運動はウォーキングで、私も妊娠中は実践していましたがマイペースで毎日続けることができましたので、無理のない程度に実践することをおすすめします。

妊娠中のウォーキングについて

ウォーキングは激しい運動ではないので妊娠中でも気軽に実践できることから、積極的に取り組む方も多いですが、あくまでも妊娠の経過が良い場合に行うと考えてください。
医師から安静にして過ごすようにと言われている場合は、体調が安定するまでの間に無理は禁物ですよ。
妊娠の経過が順調な方でもつわりが治まってくる妊娠4ヶ月くらいからウォーキングを実践することが推奨されているのです。

ウォーキングを実践する際にはお腹の張りがないか確認しててから行ってくださいね。
お腹の張りとは子宮の筋肉が硬くなったという感覚のことで、子宮収縮と呼ばれる状態でがそうです。
お腹の張りを放置していると流産や早産のリスクが高くなるので十分注意しなければなりません。
張りを感じた場合は少し横になって休み、それでも治まらない場合には当日は諦めて翌日以降実践するようにしてくださいね。

特にお腹の張りを感じない場合にはウォーキングをしても大丈夫です。
手首や足首を回したりアキレス腱を伸ばすなどの準備運動を行ってからはじめましょう。
途中で体調が悪化することも想定し、母子手帳と健康保険証、携帯電話を必ず持ち歩くのも忘れないでくださいね。
定期的に水分補給ができるように飲み物と、汗拭きタオルも持って行きましょう。

ウォーキングを行なう時間は30分くらいを目安にするのがポイントです。
体調が良ければもう少し長い時間にしても良いですが、あまり無理をして翌日のウォーキングができなくなるよりも、無理のない程度に頑張って翌日以降も毎日地道に歩き続けるようにした方が良いです。

ウォーキングの効果

妊娠中にウォーキングを行なうことで体力を付けるという目的以外にも様々なメリットがあります。
とても良い有酸素運動になるので余分な脂肪を燃焼しやすくて体重管理にも役立つのは嬉しいですね。
妊娠中はダイエットをしてはいけませんが、ウォーキングなら無理なく体重管理できるので体重が気になる方におすすめです。
外の空気を吸いながら周りの景色を楽しめるのも良い気分転換になるので、妊娠中のストレス解消にもピッタリです。